元参議院議員の小見山先生が来ネ! 2020年の展望! Outlook for 2020!

School info

今日は元国会議員の小見山先生がネパールのカトマンズまで来られました。
先生は留学生事情に精通しており、日本に居る学生へ奨学金を交付し留学をサポートする財団の理事長でもあります。
商工会を通して少人数での意見交換会を終えた後、

「日本へ行くネパール留学生のビザ交付率をあげるための仕組みを考えるセミナー」

を開催して頂きました。またそれに付随して、世界中で40,000人に上る従業員を雇用し東証一部上場のグローバルな企業役員の方もネパール進出が決定したとのことで、最終調整のために来ネされていました。
今回ネパールから2020年4月の留学生ビザを申請した学生の結果は、日本全体で大幅な発給率低下となりました。(知る限り沖縄を除く)
政府・入管の様々な理由や思惑があると思いますが、留学生30万人計画の達成前後では発給率に雲泥の差があり、書類の質だけではなく政府の意図が大きく影響している結果が見えます。
またネパールを含む貧困国では毎回「経費支弁関係書類」(銀行書類)に多くに疑義の指摘が入り不交付となっています。
そのようなネパール人留学生の交付率をどのようにして向上させていくかと言う新たな仕組みの提案が今回小見山先生が来ネされた大きな目的とのことでした。
もちろん入管の書類審査の結果でございますので、結果をしっかりと受け止めなければなりません。
しかし現状は真面目に、高い能力を持った教師を雇い質の良い学生を養成し送り出す機関も、その真逆を行く機関も入管の審査は同一線上に上ります。
ですからネパールでは教師の質を落とし安い費用で機関を運営し、低レベルの日本語力しか持たない学生を送り出す機関が往々にして活躍しています。
本校のように熱意をもって学生に嫌われながら?(笑)も厳しい指導を行い日本語力を向上させ質の良い学生を送り出す努力をしている機関や留学生が、そうでない機関や留学生と同一線上に並べられることがないように審査上も違いをはっきりさせる仕組みを作りをしていかなければならないと思います。
このような状況を変え、政府や入管から信頼を取り戻すことがネパール側の喫緊の課題です。
しかし一人・一つの機関ではこのような変革を起こすことはできませんので、皆を巻き込み一緒に協力して大きな動きで活動していくことが必要であると思います。
来年度(来月)からは在ネパール商工会議所教育人材育成分科会の分科会長に本校の特別アドバイザー宮村が就任される予定となっております。そうなれば彼は多くの経営者や政治家とお会いする機会が増え例年以上の活躍をしてくれることと思います。

まだ4月留学生の結果で学生にも学校にもダメージが大きいですが、やるしかないという決意を込めて長々と書いてみました。
では!

コメント